「村上牛」私が育てています
私の牛舎は清流・荒川が流れる肥沃な土地にありますが、ここは飯豊連峰と朝日連峰の間から吹きつける「だしの風」が、牛にとって快適な環境を育んできました。
昔から農家にとって牛は欠かせないパートナーでした。より良いお米を作るためには牛の力を借りる必要があったからです。
牛には藁を食べさせるわけですが、そこから堆肥が生まれます。その堆肥を田んぼに蒔くことによって、良質なお米が生産できたのです。つまり常に循環を伴ったエコロジカルな環境が存在していたというわけです。
私が今生産している村上牛もそんなことに感謝をしつつ、毎日丹精込めて育てています。
村上牛は様々な料理に合いますが、新潟らしいといえば、やはり雪の降る寒い冬にみんなでつつき合う「すき焼き」がイチオシです。