「さといも」私が作っています
村上で芋といえばジャガイモではなく、さといもを指すことが多いというほど、この地域の方はさといもに深い愛着を持っています。
さといもは三面川に鮭が遡上してくる頃から収穫が始まります。
村上では冠婚葬祭全ての料理に鮭が付きますが、食の基本は塩引鮭であるため、どうしても塩分を過剰に摂取しがちです。そこでカリウムを多く含むさといもを食べ合わせることで、その余分な塩分を身体から排出してきたのです。
そういった意味からも、こうした栄養のバランスを取ってくれるにんじんやゴボウ、さといもなどの根菜類は郷土料理には欠かせないものになっていますし、最近では都市においてもこうした伝統野菜や在来野菜が見直されています。
皆さんもバランスのいい食事をして、心も体も健康になっていただければと思います。