食材生産者の紹介

弥傳次農産 冨樫 潤さん

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大切なことは、ユーザーの声を直接聞くこと

私は父と共に約35haの水稲作付と、ビニールハウスを利用して通年でアスパラガス、冬期は子持ちタカナ・アスパラ菜などの生産・販売をしております。

私は平成24年に就農するまで普通のサラリーマンでしたが、幼少の頃より祖母から将来は農家を継ぐようにと言われていたこと、家業の手伝いを通して農業は家族で一緒に営むものなのだという意識があり、現在に至っております。

主に父が栽培管理を担当し、私は生産計画と財務管理を担当しています。野菜類については地元での訪問販売や契約販売、学校給食で子供たちに食べてもらっています。集落の集まりで子供たちと触れ合う場面があるのですが、子供たちに「ジュンちゃんの作った野菜がとてもおいしい」と言われると、心から嬉しい気持ちになり、これからもずっと子供たちに生産者が近い地元の美味しい野菜を提供していきたいと考えています。

米については市場出荷がメインですが、市外・首都圏の飲食店などに販路を広げる活動を行い、岩船産コシヒカリにとても高い評価をいただいています。全国各地の新旧様々な米品種がある中で、ユーザーの評価を生産者が直接聞くことのできるチャンスはなかなかありません。貴重なユーザーの声を大切にし、多様な視点から分析して生産・販売現場で活かしています。

現在、私が住む地域でも人口減少や担い手の高齢化などの理由で農地の貸し借りの動きが活発になってきています。農業は天候に左右される大変な仕事ではありますが、諸先輩方が拓き育んできた農地を守り、村上市の基幹産業である農業で、これからも地域を盛り上げ、子供たちの笑顔を支える担い手として奮闘したいと思います。


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