次の世代に向けて農業の素晴らしさを伝えたい
私は、村上市荒島集落を中心とした荒川地区で約50ha以上の面積で米生産しているのと、スーパーや学校給食向けに野菜を生産し、多角的な農業経営をしております。
現在、米を巡る情勢は刻一刻と変化しており、主食用米の需要よりも外食・中食向けのお米、いわゆる業務用米の需要が大きくなっております。私共の会社ではコシヒカリをはじめ７品目の米を生産しておりますが、数年前から県内のいくつかの酒造会社と契約して、酒米づくりにも取り組んでおります。新潟県は日本一の米どころであると同時に日本一酒蔵があるほどの酒づくりの本場。酒づくりには米が欠かせないわけですが、私たちが生産しているお米はもちろん、生産している場所や荒川地区の自然環境を酒造会社の皆様にお伝えしながら、お客様のニーズに合わせた米づくりを進めていきます。
私が経営している会社は今年で10年を迎え（取材当時）、設立当時は現役だった農家の皆さんも高齢化が進み、今後地域の担い手をどう育成して行けば良いか模索しております。私は現在、20代の若手社員らと共に農作業に従事しておりますが、後に若い人たちが後継者となったときに、地域の担い手のリーダーとして頑張っていけるよう、徐々にではありますがノウハウなどを継承して行ければと考えています。そして、次の世代の皆さんに農業の素晴らしさを伝えられるように頑張って行きたいと考えています。
