日本一のお米『岩船米』をもっと全国に発信したい!
私は、平成18年に父からの経営移譲をきっかけに稲作を始めました。当初は兼業農家でしたが、地域で離農者が増え、耕作放棄地も出始めてきた中で、自分が担い手になり、農業を生業として再スタートするなら今しかないとの思いから、平成27年に勤めていた会社を退職し、専業農家になりました。それから現在に至るまで、米生産を始め各種野菜の栽培にも取り組み、稲作プラス園芸の複合農業経営を行っております。
専業農家になり、あんなこと、こんなことをやってみたいという好奇心を持ちながら、奮闘の毎日ですが、時には将来について悩み、もがきながら日々を送っています。
幼少の頃の記憶で昔の米作りの思い出、特に稲刈りした稲を家族総出で「はさがけ」し、そのお米を食べた時、とっても甘く香ばしさがあって美味しかったことを思い出し、若い世代の皆さんにも、昔の米づくりのことや、日本一のお米「岩船米」をもっと知ってもらいたいとの想いから、昨年から「はさがけ米」を復活し、消費者の皆さんに田植えや稲刈りなどの農業体験を通じて日本一の「岩船米」コシヒカリをPRしています。
平成30年度からは、現在の減反政策が廃止となり、農業者自らが"売る米づくり"を考え、関係機関と協力しながら、計画からマーケテイングまで行わなければなりません。
これからもコツコツと、日本一のお米「岩船米」を全国に発信していきたいと思います。